ロシアに行って驚いたのが、すごい立派な建物が建っていて、建物の中に入ったら、もっとすごいということ。
日本で考えられないくらい、いろんなもののスケールが大きいんですよ。
あまりヨーロッパはあちこち廻ったことがないので、比較があまりできないのですが、とにかく日本の建物とは比較にならない。。。
サンクトペテルブルクの中心はいろんな意味で「エルミタージュ美術館」だと思うのですが、『イサク大聖堂』はエルミタージュ美術館前の「宮殿広場」から徒歩10分くらいの場所にあります。
こんな黄金の丸いドーム屋根の建物です。こちらの建物もかなりのビッグサイズ!!
イサク大聖堂はロシア正教会の大聖堂です。
2019年4月末の時点では修復作業を行っていましたが、中に入って見学したりができました。
サンクトペテルブルクの建物や銅像などを見てまわるのであれば、何名かの歴史上人物を押さえて行くと、より楽しくみることができます。
特に「ピョートル大帝」に関しては、知らないより知っていた方が断然楽しいと思います。
チケット売り場で入場券を購入
ここはチケット売り場で入場券を購入しないと入れません。
中に入るだけであれば350ルーブル(約590円)のみでいいのですが、この建物の上部まで上がりたい場合は、さらに200ルーブル(約340円)必要になりますのでご注意ください!
現金でも購入可能ですが、クレジットカードはVISA、Master、JCBが使えるようです。
建物の上まで上がるチケットを買っていないと、また戻って来ないといけないので、きちんと確認しましょう。
窓口の人は大体英語は使えると思います。
内部へ入る入り口と上に上がる入り口は違う
内部のミュージアムに入る入り口と、コロネード(建物上部)へ行く入り口は違います。気をつけてくださいね!
ミュージアム入り口
こんな感じの入り口なのですが、チケットのバーコードを自分で読み込ませてゲートから入ります。
ミュージアム内は美しすぎた!
もう、ご覧の通りです。笑
言葉で説明する必要はないと思いました。
今まで香港やシンガポール、東京でも新しいビルのすごいところは色々みてきましたが、ヨーロッパはあまり回ったことがなかったので、これだけの美しく贅を尽くした古いものが残っているなんて、「感動」を通り越しましたね。
こういう時ってため息しか出ませんね。www
どちらを向いても素晴らしい壁の絵と眩いシャンデリア。
そこに陽の光も入ってきて、もう素晴らしすぎる。
イエス様のステンドグラス
多分「西洋画」が発達したのは、宗教画(キリスト教の絵)があったからだと思いますし、美術史を勉強すると、そこは避けて通れないです。
彫刻に関してもしかり。
特にステンドグラスは陽の光が入ってくるのを計算した上で作られた絵ですので、時間帯によって見えかたが違うんですよね。
ドームのてっぺんには
ドームのてっぺんに向かって壁画が描かれており、てっぺんには鳥が飛んでいるようになっているという素晴らしい絵が描かれています。
講壇
多分こちらは講壇だと思われます。
講壇とは、神父様や牧師様が説教のために使う台のことです。
マリア様の画
マリア様の画がありましたが、そこへは手を合わせるご老人の姿が。
私達からすると、美しい美術品ですが、現地の方からすると信仰の対象なので少し感覚が違いますね。
「入場料払っているから同じ立場」ということでなく、私はこういう信仰を持ってこられている方の邪魔はしないように見てまわりたいと思いました。
大きな画
小さな画が飾られていたところもありますが、こういった大きなものも展示されています。
扉の彫刻もすごい!
別のところにあったイエス・キリストの画です。
こちらは近くまでは入れませんでしたが、部屋の入り口も素晴らしい!
コロネード(建物上部)
建物の上まで全部階段です。それもほとんどがこのような石の螺旋階段です。
200段以上ありますので、体力的に自信のない方は遠慮された方がいいかもしれません。
それも基本的に一方通行なので、上りと下りの階段が違います。
ということは、途中で「やっぱりやめる」と降りれないわけです。(体調が悪くなったなど緊急の場合は別だと思いますが・・・)
上まで上れば!
ドームの建物の途中くらいまで上ってきていることがわかります。
こんな感じに街が見えます。
サンクトペテルブルクの街をみていただくとわかる通り、古い建物を大切にしているので、高層ビルがほとんどありません。
広場から見たイサク大聖堂
上から見た風景の中に緑の芝生がある広場が見えたと思いますが、反対にその広場から見上げたイサク大聖堂です。
ドイツとの戦争の時には、この黄金のドームは空爆の標的にされてしまうということで、この建物をグレーに塗り替えたことがあったそうです。
そのくらいロシアが守りたいと思った大聖堂ということ、理解ができました!!