モスクワの一番の観光地
モスクワには色々見るところがあります。
ですが、やはりここクレムリンに行かなかったら「何してきたの?」と言われてしまうほど、有名な観光地です。
クレムリンとは元来ロシア語で「城塞」のことを示す言葉なので、ここ固有の名称ではありません。
サンクトペテルブルクで見て来たのも、実はクレムリンのようです。
実は入れない日がある
クレムリンは城塞なので、壁に囲われています。
ですので、決められたところからしか入れません。
入場料を払い、チケットを購入して中へ入ります。
ですが、実は365日いつでも入れるわけではありません。
木曜日が定休日なのですが、5月1日メーデーにも入れなくなります。それもこのクレムリンだけでなく、横にある赤の広場などは大きなイベントがあり、観光客などは入れなくなります。
日本でメーデーと言ってもピンとこないかもしれませんが、ロシアや中国ではとても重要な日となっていて国を挙げてのイベントなども行われます。
だから私たちは本当はもう1日サンクトペテルブルクに滞在しようと思っていたのですが、それを諦めて4月30日の早い時間にモスクワ入りして、クレムリンまで来ました!
入場には入場チケットを買って
クレムリンにはご覧のような入場チケット売り場があります。
お昼頃に到着するとずら〜と並んでいます。
基本的に海外旅行中は並びたくありません。というのも、長期滞在での旅ができないので、並んで待つ時間がもったいない!!
でも、クレムリンは絶対入っておきたい!!
どのくらい並んでいるのか一番前まで見に行くと並んでいる窓口と全く並んでいない窓口がありました。
実はクレムリンの中へ入るだけの入場チケットと、武器庫・ダイアモンド庫という施設は別チケットが必要になります。
並んでいる窓口は、この「武器庫・ダイアモンド庫」チケットも一緒に買う窓口の行列だったため、今回はそちらは諦めてクレムリンの中に入って他の施設を見るだけにしようと決めました!
入場チケットは一人700ルーブル(1,200円程)です。クレジットカードでの支払いもできました!
この階段を上がったところから入場できます。
簡単なセキュリティチェックがありますので、荷物などはまとめておいた方がいいですよ!
こんな感じの橋の通路でクレムリンの中に入ります。
現在修復工事中なのか、写真左側にはトタンで仕切られた向こう側では工事を行っていました。
国立クレムリン宮殿
こちら、新しい建物かと思ったら思いのほか古くて1961年のソ連時代に建てられたそうです。当時は共産党大会や中央委員会総会など政治的に重要なイベントに使われたたそうですが、現在はオペラやバレエの公演といったエンターテイメントに使われているそうです。立派な建物です。
鐘の皇帝
かなりショッキングな姿で展示されている鐘です。
1735年に造られた鐘で200トンもあるそうです。
実はこれ、一度も使われていないのだとか。作っている最中に火事に見舞われ、水をかけてしまいヒビが入って割れてしまったそうです。
この破片だけで11トンというからすごい。。。
ウスペンスキー大聖堂
クレムリンの中心に立っている大聖堂。かつてはロシア帝国の国教大聖堂として使われていたため、ロシア皇帝が戴冠式などここで行われたのだそうです。
クレムリンの中心ということは、ほぼモスクワの中心なのですごい場所なんです!
イワン大帝の鐘楼
もともとイタリアの建築家に1505年から建てさせたものに、1543年に右側の八角形の鐘楼を増築して完成したのだとか。
アルハンゲルスキー聖堂
大天使あるアルハンゲル・ミハイルを祀って建てられた教会です。この聖堂は歴代のモスクワ公、ロシア皇帝の墓地として棺が並べられています。多いとは思いましたが、46も棺があるんだとか。
イワン雷帝の棺も安置されています。
これらの聖堂の前の広場でぐるっと見渡すとこれらが全てみられるようになっています。
中の撮影が出来きませんでしたが、中は中ですごいんです。教会というより美術館や博物館にきている気分です。
元老院(現ロシア連邦大統領府)
かつてレーニンが住んでいたという元老院の建物。現在はロシア連邦の大統領府として使われているそうです。大統領がクレムリンにいるときはこの丸屋根の上に旗が掲げられているそうです。
この日旗が立っていたということは、もしかしたらプーチン大統領がここの建物にいたかも????次の日はメーデーだったので、いた可能性大!!
(いたからって、会えるわけではありませんが。笑)
スパスカヤ塔
赤の広場へ繋がる出入り口。この時計台が目印なので、わかりやすいです。
入ってきたのはクレムリンの西側ですが、このスパスカヤ塔は東側にあります。
こんな感じに壁で囲われているのがこのクレムリン。この外側に赤の広場があります。
赤の広場も含め、こんな煉瓦色が特徴的です。
今回「武器庫・ダイヤモンド庫」には入りませんでしたが、こんなに見どころたくさん!
もし「すごい行列・・・」と迷ったら、見ないという選択肢もアリかもしれませんよ〜
クレムリン(Кремль)
営業時間:10:00〜17:00
定休日:木曜日、その他国の行事の時など