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クアラルンプール チャイナタウン内の関帝廟
先日のBlogで書きました「国立モスク「マスジット・ネガラ」と「パサーセニ駅」を挟んで反対側(東側)に位置するチャイナタウンの中に、『関帝廟』があります。
関帝廟というと、横浜に住んでいる私からすると「地元中華街にもある華僑の人々がお祈りにくる寺」というイメージで、「関羽」を祀るくらいは知っていましたが、いろいろな国や地域にあるということは、あまり知りませんでした。
中華系の寺院なので、日本人では仏教と考える方が多いと思いますが、関帝廟は道教の寺院のようです。
関帝廟とは
関帝廟(かんていびょう)は、関帝(関羽・関聖帝君・関帝聖君)を祀る廟。孔子を祀る孔子廟(文廟)に対比させて、武廟(ぶびょう)とも呼ぶ場合もある。
wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%A2%E5%B8%9D%E5%BB%9F
関帝廟の中へ入る
まず入ったところで、お線香を備える場所があります。
日本のお線香とは違って、長いものを使います。ここでは普通に細いものも使いますが、束になった太いお線香もありました。
やっぱり太いもので供えると、その分ご利益も多いと思われているんでしょうか!?
写真の左側には、その束になったお線香を何本も火をつけていました。
これだけのお線香が供えられているので、寺院内は煙でモクモクしています。笑
中庭のようになっているところは屋根がないので、天に上っていくイメージでしょうか。
供物を購入
お線香であったり、燃やすためのお金の代わり(金紙)だったりをこちらで購入します。
金紙は「あの世で御先祖様が使うお金を送る」意味があるようです。
特に関帝廟自体が商売の神様と言われていますから、お金に関して重視する中華系の方々はこのような物は重要なんでしょう。
金紙はこちらの中で燃やします。
多分ここで燃やして、あの世へ届けてもらうということなのでしょう。
祀られた関帝
関帝と言われてもあまりご存知ではない方もいらっしゃるかもしれませんが「三国志」と言われれば、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
その関羽が神格化され、祀られています。
祈りを捧げる
日本のお寺とは違い、関帝廟(道教)の寺院は、このように膝をつき参拝をします。
正面真ん中の関聖帝君だけではなく、左右にも観音菩薩などありますから、そちらにもお参りしましょう!
両側に黄色い柱のようになっていますが、一つ一つが小さな関帝像が入っていて、名前が入っています。
関帝廟の中に鐘が置いてあります。
日本で仏教に接しているので、道教と言っても仏教と似ている点が多くありますね。
関帝廟の前に出来た行列
関帝廟の前には行列が出来ていました。
並んでいる人は年配の人が多いですが、中には若い方もいました。何だろうとみてみました。
炊き出しと呼んでいいのか分かりませんが、来た方々に食事を配っていました。
入り口からずっと行列が出来ていたのは、この食事をもらうための行列でした。
このように関帝廟の入り口付近では、もらった食事を食べている人々がたくさんいました。
これもお寺の「施し」からなのでしょうか??
関帝廟に初めて行ったわけではありませんが、こう言った場面に出会ったのは初めてでした。
関帝廟の詳細
開場時間:7:00〜16:30
アクセス:パサーセ二駅より徒歩4分