ダルバール広場に行って見た
ダルバール広場とは
ネパールのカトマンズ渓谷内の3つの主要都市であるカトマンズ、パタン、バクタプルにそれぞれある王宮広場の名称で、周辺にはチベット仏教の寺院が集中して、ネワール人の芸術家や工芸師が製作した展示品等が多く存在する。
ダルバール広場までは、私が滞在していたホテルがある「タメル地区」から徒歩で行ける場所にあります。
入場料
このダルバール広場周辺のエリアに入るには、入場料が必要です。小さな小屋のようなチケット売り場でチケットを買います。
一人1,000ルピーです。
多分これは外国人のみだと思われます。
ネパールの物価としては、かなり高額ですがここを守る警備員、清掃員から、施設の維持費を賄っているんでしょう。
日本であれば、国や自治体からの補助をもらったり出来るのだと思いますが、ネパールの財政上難しいのでしょう。
きっと日本だと入場料が8,000円とか10,000円とかを払わされる感覚と同じかもしれません。
シヴァ・パールバティ寺院
ダルバール広場に入ってくるとまず目に入ってくるのがこの寺院。
全てが茶色で構成されている寺院です。
扉や屋根の部分が木製なのですが、彫刻が施されていて、これをみて歩くだけでも素晴らしいと思います。
ただ、ネパール地震の影響で、どの建物もほぼ「つっかえ棒」がしてあるのが、とても残念。
地震の多い日本の建築士の方に見てもらったら、構造上問題があるのかもしれませんが、残念ながらネパールには歴史上大切な建物などの補修工事をやる技術もお金もないのかもしれません。
シヴァ寺院(寺院跡)
残念ながらシヴァ寺院の姿はなく、台座のみとなっています。
もちろんネパール地震で壊れてしまいました。
お菓子屋さん
屋根など、もう崩れてしまいそうな建物ですが、1階ではお菓子の小袋をたくさん売っているお店がシヴァ寺院跡の向かいにあります。
日本だったら、立ち入り禁止になりそうな建物ですが、ネパールではこれでも商いをしているんですね。。。
こんな感じに囲われていて完全に「工事中」になっている箇所もありますが、見ていると特に工事が行われている感じではないので、まずは隔離してあるだけなんだと思います。
ハヌマン・ドカ(旧王宮)の外側のお土産屋さん
この辺りの建物は旧王宮の建物なのですが、外側はこのようにお土産(絵やスカーフ類)を売るお店が何軒か連なっています。
寺院もお土産売り場
ちなみに、こんなに小さな建物でも寺院という扱いなのですが、そこもつっぱり棒で支えられていて、その下にはお土産が並べられ、売られています。
ここはお店というよりほぼ、ストリートで売っているの変わりません。
ジャガナート寺院
こちらの寺院は大きくは地震の影響はないなと思いました。比較的全体的に綺麗に残っていましたが・・・
塔の上にあったものが完全に落ちてしまっているのは、やはり地震の影響なのかもしれません。日本の地震の時もお寺では石灯籠の上の部分がたくさん落ちてしまっていましたよね。
どうしても頭の部分が重たいものは、こうなってしまいますね。
ただネパールに行って思ったのが、全て地震を想定して作られていないということ。
こちらの寺院は足場がかかっていて、工事をしているようです。
日本であれば観光客が来る目玉の場所なら国の中でも、真っ先に工事されそうですがこの国ではなかなかそうもいかない現実があります。
こちらの寺院は全体的に石でできた寺院。
形の残る寺院は、やはり信仰の対象。お祈りをしている現地の人がいました。
こちらも崩れそうな寺院が細いつっぱり棒で支えられていますが、こちらもオレンジ色のお花がお供えされています。
タレジュ寺院
こちらはこのダルバール広場の中でも大きい寺院なのですが、こちらもかなり壊れていて修復をしていました。
だから入り口に建材だったりレンガだったりが山積みになっています。
現在も残る寺院の梁や窓枠など木製の部分に施された彫刻は非常に素晴らしいと思います。
見ていると、何かが動いた。。。
野生(?)のフクロウ
なんと、フクロウがいたんです。
それも野生(野良??)のフクロウと思われます。
カトマンズではハトは山ほど見ていますが、フクロウを見たのはこの1羽だけです。
もしかすると、このダルバール広場を守っている「主」かもしれませんね。
フクロウは幸福を運んで来るといいますから、お参りに来た人々に幸福を運んで来て欲しいと思います!
マヘンドレシュワル寺院
現地の人の信仰する寺院のようです。
ここだけは、観光客ではなくヒンドゥー教のお参りに来ている方々が多く集まっていました。寺院の入り口にはお供えだったりが売られていました。
現地の荷物持ち
細い通りなどが多く、バイクや車が入っていけない場所もあるので、大量の荷物を運ぶ人たちはこのように大きな袋に入れた荷物に紐のようなものをかけて、頭に引っ掛けて運びます。
こういう運搬をする仕事をする方々もネパールにはいるようです。