上海には「租界」だった箇所がいくつかあります。
そもそも「租界」って??と言うことですよね。
租界(そかい)とは、清国(のちに中華民国)内の外国人居留地である。阿片戦争後の1840年代以降、不平等条約により中国大陸各地の条約港に設けられた。行政自治権や治外法権をもつ。
「衡山路」駅の周辺は以前「フランス租界」でした。
この地域は未だにその当時の建物が残っていたり、新しい建物もその古い建物の様式に合わせたものが多いため、ヨーロッパ風の建物が多い地域です。
優雅な雰囲気の街
地下鉄の衡山路駅を降りると、中心街とはちょっと雰囲気が違います。
高級住宅街かしら??と思うような優雅さのある街です。
東京だと広尾とかの雰囲気でしょうか??
こんなアンティークを売るアトリエがあったりします。
とにかく素敵な雰囲気のする街です。
中には中国っぽい家も
中にはこういった中国らしい住宅もありますが、門構えからわかる通り、大きいお宅のようです。
新しいレストランもヨーロッパ風
こちらは「garlic」と言うトルコ料理レストランの入る建物なのですが、周辺の古いヨーロッパ風の建物と合わせたような建物になっています。
中まで入っていないので、もしかすると新しいのではなく、古いものをリノベーションしているのかもしれません。
古い建物はまるヨーロッパ
古い建物は、こんな感じのヨーロッパ風の小規模な建物が多く、茶色い瓦の乗った可愛らしい住宅が未だに残っています。
また、こう言う雰囲気を楽しむために観光客も多く、外国人らしい人たちがガイドブック片手に歩いている人たちも見かけました。
(そう言う私たちも全く同じでしたが。。。笑)
ポストはシックな色合い
実は上海であまりポストと言うのを見かけなかったのですが、こちらの街で見かけた郵便ポスト。
濃い緑でシックな色合いなので、街の景観を損なうものではありませんでした。
これはこの街だから?それとも、これが上海の標準的なのでしょうか??
ただ、気になったのがポストにもQRコード。日本よりこう言う部分は進んでいるな〜と思いました。
工事現場には竹
中華系の国では、工事現場は竹の足場が使われるイメージでしたが、上海で見かけたのは、金属パイプと竹との合わせ技。
以前は竹で作られていたのでしょうが、だんだん時代が変わってきているんでしょうね。
徐家汇公园(Xujiahui Park)
この地域の中心的な場所がこの公園。
結構大きい公園で、整備もしっかりされていますし、トイレなどもあります。
以前は「中国の公共のトイレなんて、入れない!」と言う時代もあったようですが、最近の上海の大きい公園のトイレは清掃もされていたり、蚊取り線香のようなものまで焚かれている公園まであるので、意外と使えます!!
特にこの地域は高級な地域なので、なおさらかもしれません。
ただ夜はわからないので、ご心配な方は日中にご利用ください。
新しい住宅もヨーロッパ風
新しい住宅もヨーロッパ風。
ベランダにはお花も置かれ、よく手入れされています。
ちなみに、この周辺を歩いていると高級外車をよく見かけました。
ベンツやBMWなどドイツ車をちょくちょく見かけたので、やっぱりこの地域にいる方々はお金持ちが多いのかも!!笑