「ダルバール広場」とは
「ダルバール」とはネパール語で「宮廷」を意味するそうです。
だから「宮廷広場」ということなんだそうですが、ネパールにはカトマンズ以外にも「バクタプル」「パタン」にもあるそうです。
どこも「ネワール族」の芸術・工芸品が多く存在するのだそうです。(ネパールには多くの種族・部族がいるのですが、特にこのネワール族の文化が残る土地がここカトマンズのようです。)
ネパール地震の影響濃く残る
2015年4月25日に起きた大地震の影響は3年近く経つ今でも、色濃く残っています。
復興が進んでいません。今回のネパールのBlogでは、そのことばかり語っています。
正直、観光地に行くとそればかり目に入ってしまうんですよ。きっと行かれた方ならご理解いただけると思います。
ただ、その中でも現地の人たちは元気に暮らしています。
私たち個人のレベルでは、現地に届く支援団体に寄付をするか、現地に行って経済活動(ものを買うとか、サービスを受けるなど)をして、現地にお金を落とすことだと思いました。
だから、この「ダルバール広場」をはじめとした観光地に入る「入場料」は現地の物価からすると高いかもしれませんが、短時間でも支払って入ります。
旧王宮もかなりの影響
白い壁の一角に旧王宮への入り口があります。(写真右下)
各箇所に、各国の援助から修復がなされています。
この入り口あたり「ハヌマーン・ドーガ宮殿の門」の修復には、なんと日本の「JICA」が援助しているようです。
この門はインターネットで調べると、美しい門だったようです。
ハヌマーン像
ハヌマーンとは
ハヌマーン(हनुमान् Hanumān)は、インド神話におけるヴァナラ(猿族)の1人。風神ヴァーユの化身であり、ヴァーユが猿王ケーシャーリーの妻(アプサラスとする説もある)アンジャナーとの間にもうけた子とされる。
その門を守っているハヌマーン像は、もちろん信仰の対象のため、修復している工事中の場所であろうとお参りに来ます。
白い美しい壁の建物だったようですが、それも下の方は壁が剥がれ落ちて中のレンガがむき出しになっています。
崩れ落ちそうですが、つっぱり棒でなんとかキープしています。一応通行禁止の立て札がありますが・・・。
ここのドアは使用できるようにしているのか、一応足場で保護はしていますが、もしレンガが崩れて来たら、こんなベニヤ板で保護できるのか・・・。汗
こちらのエリアは中国からの援助で修復をしています。
それも修復の内容が事細かく説明されていて、分かりやすい。
「ハヌマーン・ドーガ宮殿の門」から敷地内に入る
入って左手には黄色と緑の美しい建物。1階には軍人さんが警備で立っています。
といのも、代々の国王の肖像画が飾られていました。
歴史を紐解くと、ネパールでも国内で色々なことが起こっており、短命の国王もおられました。
観光客はみなさん、じっくりと見て回っていました。
中にはガイドさんに説明を聞きながら見ている方々もいました。
カラーリングといい、装飾といい美しい建物なので、是非復刻してほしいと思います。
綺麗に元のような建物になったら、また見に来たいです。
日時計(Sun Dial)
ちょっと見にくいとは思いますが、この真ん中に円が描かれていて、その中に線が描かれています。
これを昔、日時計として使っていたようです。
こちらは旧王宮の中にある寺院です。
こちらもお参りする方々がいるのがわかります。
内側から写した王宮の壁ですが、こちらもつっぱり棒で支えています。
こちらにも「No Entry(立ち入り禁止)」と書いてあるのに覗きに行ってしまう観光客がいるのには、結構ドキドキさせられました。
これだけの場所だと日本だったらこの施設内も立ち入り禁止になるかな〜と思いました。
私たちもこの不安定な建物の近くで地震が起きたらどこへ逃げるのだろうと、実際に考えたりもしました。