ネパールには世界遺産の寺院が何箇所もあります。
一応ネパールは「ヒンドゥー教の国」ということになっていますが、チベット仏教の影響も大きく受けています。
ちなみに、仏教とヒンドゥー教は違う宗教となっていますが、親戚関係にあるというとなんとなくイメージ出来るかもしれません。
切っても切れない関係ではあると思います。
ですので、ネパールのヒンドゥー教寺院に行くと、なんとなく仏教寺院に似たところが多く、仏教のお寺に馴染んでいる日本人の私から見ると、あまり違和感がなく入っていけます。
タメル地区から近い「スワヤンブナート」
私たちが宿泊していた「タメル地区」から徒歩だと30〜40分ほどで行かれる寺院「スワヤンブナート」へ行ってきました。
スワヤンブナートとは・・・
スワヤンブナート(あるいは単にスワヤンブー英:Swayambhunath)は、ネパールのカトマンズ盆地にあるネパール仏教寺院。ネパール最古の仏教寺院ともいわれ「カトマンズの渓谷」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されている
GoogleMapを見て30〜40分だったら問題ないだろうと思い、出発して見ると坂道が多く、さらに舗装されていない細い道を車やバイクが通って行くため、それらを避けつつ・・・という道中は、思った以上のものがありました。笑
ただメリットもあり、住宅街を突っ切って行くので、人々の生活が少し垣間見れます。
でも、足に自信がない方は、是非タクシーで。笑
スワヤンブナートの入り口
入り口にはお供えやちょっとした土産物を売る人たちがいます。
観光客も来ますが、現地の方もお参りに来る場所です。
なので、結構人がたくさんいます。
入り口には石にペインティングしてあるものも
このように描かれていたり、掘られていたりしています。
寺院の下にある大きなマニ車
建物の中で最初は気がつかなかったのですが、大きなマニ車が置いてあります。
マニ車
マニ車を回すとお経を読んだのと同じと言われています。
入り口周辺にも小さな塔がたくさん
境内というのが正しいかよくわかりませんが、あちこちにこういった小さな塔をたくさん見ることが出来ます。
ミャンマーの寺院も、こんな塔が建っていたなと思い出しました。
400段近い階段を上る
これも修行のうちなのでしょうか?お参りに行きたかったらこの急な階段を上らないといけません。400段近くあるらしいのですが、これが結構しんどい。笑
ちなみに、このカトマンズは「標高1,400メートル」なんです。
海抜0.5メートルのところで生活している私たちからすると、ちょっと「高いところ」なので、息が上がるのは少し早いかもしれません。
(普段の運動不足が大きな原因と思われますが。汗)
上り切ると眼下にはカトマンズ〜
息が上がっても上って来ると、こんな風景が見られます。
とても気持ちがいい場所です。上って来た者へのご褒美かな?笑
入場料を支払います
急な階段を上がってきたところに料金を支払うところがあります。外国人は入場料を支払います。200ルピーを支払います。
そうするとこのようなチケットをくれます。
スワヤンブナート寺院は別名「モンキーテンプル」
境内下の方からずっと、おサルさんがたくさんいます。
ちょうどこの時期は子育て中なのか、小さい子ザルを連れたファミリーを多く見かけました。ヒンドゥー教にはサルの神様「ハヌマーン」がいるので、ヒンドゥー教の国ではおサルさんを大事にします。(ここは仏教寺院なのですが・・・)
この寺院もそれが反映されているのかもしれません。
気をつけなくてはいけないのは、これはおサルさんがいるところでは絶対食べ物を出してはいけないということ。それを奪おうとして来ますから自分がケガさせられても「サルが悪い」ということにはならないようです。
ところ狭しと小さな塔が建っています。そんな中でもおサルさんは我が者顔。
ここでも未だネパール地震の爪痕が
ここも例外なく、ネパール地震の被害にあっていました。
地震直後の写真を見ると、少しは直してある箇所はありますが、まだまだ瓦礫が積んであって、以前ここには何が建っていたのかわかりません。
メインの仏塔
これがメインの仏塔です。
チケットにも写真が掲載されています。
ここに描かれている目は「仏陀の目」です。昔は仏像がなく、仏塔(仏陀の遺骨を納める塔)を作り、そこにお参りをすると言うところから、どうも目が描かれるようになったようです。
二重の塔
細かいディティールを見ると日本の大きなお寺にも似たような感じのところはあるような気がします。
小さな仏塔が所狭しと立ち並んでいます。
このような仏像と赤い粉を使ったお参りの仕方を見ると、仏教寺院でなくヒンドゥー教の寺院かなと勘違いしますね。
一応、こちらの寺院は「仏教寺院」なんだそうです。
2018年の初詣は、スワヤンブナート寺院でした!