ホーチミン廊と同じ敷地内に、いくつかの建物が建っています。
「看板には『故志明故宮記念館』とありますね」
ホーチミンを漢字で書くと「故志明」と書くんですね。
元々ベトナム語って漢字を使っていたらしいのですが、フランスに統治されていた時代に現在のアルファベットのような表記に変更させられたということです。
これが敷地内の地図。
ホーチミン廊から歩いてくると、ここの地点で外へ出るかチケットを買うかになります。
チケットを買うと「ホーチミン生家」を見ることが出来ます。
ここで入場料を払います。
一人25,000VDN(約150円)。
パンフレットを渡されて、ちょこっと出ている「ミミ」の部分(写真の右下)がチケットになっています。入場口の横で係の方がここの部分を切り取って入場します。
ここはホーチミンが他界するまで執務をおこなっていた大統領府の建物。
当時の車も展示されています。
食事をした部屋。
そこの横にも執務を行うデスク。
気になったのは、奥にある日本人形。
ホーチミンは日本との交流もあったんですね。
そしてこちらは高床式の木造住宅。
展示中には微動だにしない兵隊さん(?)がいました。
ここの周りにはジャスミンの木が植えられ、池にはコイが飼われていますが、ホーチミンが生きていた頃からそのようにしていたそうです。
ここが書斎。
この隣にベッドルームがありました。
正直、国家のトップにしては本当に質素だなと思いました。
独立して落ち着かない国の中、ベトナム戦争が始まって・・・という状態の時に、贅沢な生活をすることより、貧しい国民を導いていくことを優先した人なのかもしれません。
なんとなく、この国で現在でも「崇められている」のも、わかる気がします。
出口に近づくとお土産屋さんが何件か人民服やベトナムらしい傘のような帽子など売っていました。
今回は入りませんでしたが、敷地内には「ホーチミン博物館」があります。
真っ白な建物なので、よくわかると思います。
お時間のある方は是非こちらもお立ちよりください。