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バリ島であった爆弾テロの爪痕が今でもあるということを、バリ島に行って初めて知りました。
以前バリ島でもテロがあった
以前バリ島では外国人を多数巻き込むテロがありました。
バリ島爆弾テロ事件
2002年10月、バリ島南部の繁華街クタで、路上に止めてあった自動車爆弾が爆発、向かいのディスコ(サリクラブ)など多くの建物が吹き飛んで炎上し、外国人観光客を含む202名が死亡した。犯行声明は無かったが、インドネシア当局は国内のイスラム過激派「ジェマ・イスラミア」(Jemaah Islamiyah、通称JI)幹部の多数を犯行容疑で拘束した。世界有数の観光地で発生したテロは衝撃を与えた。
この爆弾テロによる被害者は21ヶ国の外国人観光客に及び、88名のオーストラリア人、38人のインドネシア人、28人のイギリス人を含んだ。2008年11月9日、インドネシア政府は実行犯3名の死刑を執行した。現地近くには犠牲者の名前を刻んだ慰霊碑が建てられ、毎年10月12日に慰霊祭が行われている。
2005年10月1日、クタのレストランで1人と、ジンバランの海岸レストランで2人が自爆テロを起こし、20名以上が死亡したなど、外国人や外国施設を目標とした爆破テロが続いて発生しており、これら全てにJIが関与したと考えられている。
今は治安がよく、安全と言われるバリ島ですが、以前はこんなこともあったんですね。
私が滞在したクタエリアでこんなことがあったなんて・・・
バリ島のテロの慰霊碑
バリ島のクタといったら、バリ島の中で一番観光客が集まっている場所なので、テロなんて起きたら、被害が大きくなったのも理解できます。
そのテロがあった場所に現在慰霊碑があります。
通常人が集まっていることはないのですが、私たちが行った時には慰霊碑の前で黙って座っている人がいました。
ただ休憩をしている人なのか、ここで知り合いを亡くした人なのか分かりませんが、いつもこの慰霊碑はバリの方の生活の中にあります。
場所としては、人が最も集まる「ビーチウォーク」を東の方(内陸の方)に入ってきたところで、今でも人が多く歩く場所です。
亡くなった方のお名前が刻まれていました。
バリ島の方だけでなく、オーストラリア人が多く欧米系、南米系、アフリカの人まで含まれていたようです。
今でもテロの影響がある
平和となったバリ島ですが、20年以上経った今でもこの一連の爆弾テロの影響がありました。
私たちが宿泊したホテルに車で到着し、敷地内に入るときにセキュリティの方に止められました。
ドアを全て一旦開けて、車の下なども確認して通してもらえ、ホテルの建物の前まで行かれました。
ドライバーさんに聞いたところ、これもテロがあった後ずっと行われていることだそうで、ドライバーさんからすると日常のことだったようですが、要人でも来るホテルでもなければ日本ではこんなことしないので、ちょっと驚きました。
20年経っても、バリ島では「忘れられない出来事」で、いつも警戒を怠らないんですね。
バリ島のことをあまり知らなかった私には、ちょっと意外な一幕でした。
旅をすると、いろいろなことが勉強になります。。。