「アンブヤ」を食べてみたい!
ブルネイのガイドブックにも書いてある「アンブヤ」と言う食べ物があります。
多分近隣諸国でも、あまり食べられていないと思います。
それなら絶対食べて帰らないわけにもいかない!!ということで、到着後すぐに「アンブヤ」を探しました。
ヤヤサンショッピングモールのフードコート
ホテルから徒歩圏、「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(通称オールドモスク)」の向かい側にあるショッピングモールはブルネイの中でも割と大きく、「ヤヤサン SHHB コンプレックス」というところの2階にフードコートがあります。
ここに行く際の注意が1つ。
フロアが全部繋がっておらず、どこの階段やエスカレーターを上がっても辿りつけるわけではないのでご注意を。
ブルネイ川側ではなく、モスク側から2階に上がったください。
実は私たちも行く際に、なかなかたどり着けませんでした。笑
色々な国の料理が食べられる
韓国料理やマレーシア料理、欧米系料理など食べられます。
正直、マレーシア料理とローカル(ブルネイ料理)の差がよくわかりませんが。。。
チキンライスやタイ料理も。
このチキンライスと書いてある場所がローカル(ブルネイ料理)の注文を受けるところでした。
カウンターの上にメニューが置いてありますが、色々な情報が書いてあってどれを頼めばいいのか全くわからず。。。
食べたかった「アンブヤ」の写真が掲載されていたので、それを注文。
これは2人前からしか注文できないそうです。
それだけでなく、何やらセットだから「この中から1つと、この中からもう1つ選んで」とアンブヤ以外に3種類ほどの料理を注文させられました。
(本当にセットだったのか、よくわからないけど、薦められるように注文しちゃいました。笑)
番号札を渡され、ミネラルウォーターを購入し、スタンバイOK!!
ブルネイ料理、到着!
初ブルネイ料理!
私たち夫婦は、ゲテモノ以外大概のものは食べられます。笑
右側から時計回りで。
半透明なものが「アンブヤ」。その横の小皿はアンブヤのをつけるソース。
「エビの揚げ物」「魚のスープ」「チキンのココナッツスープ」「牛肉の煮込み」「生野菜(ニンジンとキュウリ)」。
「エビの揚げ物」は、ものすごく普通に食べられました。
エビの殻がついたままですが、そのまま味をつけて衣をつけて揚げた感じで、全然日本のレストランでも出てきそう。
「魚のスープ」はレモングラスなど入っていて、ちょっとトムヤンクンみたいなスープでした。割と辛め。
「チキンのココナッツスープ」はスープというよりタイカレーを少しマイルドにしたような感じ。これはアンブヤにかけて食べても美味しかった!
「牛肉の煮込み」はこちらも東南アジアっぽい味ではあるけど、柔らかく煮込んであって美味しかったのですが、こちらも割と辛くて私はちょっとギブアップ。
念願のアンブヤ
まずは「アンブヤ」って何よ!?ってことですよね。
アンブヤ(もしくはアンブヤット Ambuyat)
サゴヤシの木の幹の内側から得られるブルネイの食品である。デンプン質の風味のない食べ物で、タピオカデンプンに似ている。サゴは小麦粉状の粉末であるが、お湯を加えてかき混ぜるとガムのようになる。
アンブヤットは「キャンダス」(chandas)と呼ばれる竹製のフォークでデンプンを巻き取り、カカー(cacah)という酸味のある果物ソースにつけて食べる。ソースには辛味を付けるためチリパウダーを加えることがある。
少なくとも800年以上前からブルネイで食べられているが、多くの人は日本統治時代に主食として食べることを強要されたため、第二次世界大戦中にアンブヤットが生まれたと思っている
実はアンブヤはブルネイではメジャーな食べ物なのですが、どこのレストランでも食べられるかというとそうではありません。
なぜなら、普通は家で食べるようなもので、わざわざレストランまで行って食べるものではないということ。
簡単に言えば、粉末をお湯で練ったもののようです。
食感は、日本でいう葛湯の葛の粉を固めに練った感じ。だからそのものにはあまり味がありません。
なので、ソースをつけて食べたりします。
箸みたいな棒に絡めて、ソースにつけて食べる。これが慣れないと難しい。笑
写真の中でマスタードのような黄色いソースがあると思いますが、これが独特な味がするんです。
フルーティーで甘めのソースなんですが、鼻に抜ける独特な香り。だけどどこかで体験したことのある香り。
調べてみると、どうもドリアンを発酵させて作った調味料を使って作るソースなんだそうです。個人的には嫌いじゃない。笑
サイドメニューが色々あったからかもしれませんが、大人2人で食べましたが、結局アンブヤはこの小どんぶり1杯は全部食べきれませんでした。
もちもちしていて、良かったんですけどね。
とにかく分量が多かった。。。