モスクワのシンボル
モスクワの中心、観光では必ずと言っていいほど皆さんが行く場所がこの「赤の広場」なわけですが、その中でもひときわ目立つ建物がこのワシリー寺院です!
1990年に世界遺産になったそうです。
ロシアのガイドブックの表紙になるような代表的な建物です。
美しく、また可愛らしいので断然女性には人気だと思います!
私が行ったのはゴールデンウィークだったので、雪の時期ではなかったのですが、雪をかぶったこのタマネギのような屋根も美しいそうです。
ちょっとそんな姿を見たいな〜とは思いますが、ロシアの冬は相当厳しそうなので、難しいかな。笑
入り口入ると素敵な宗教画
イエスキリストの画から始まり、有名な司祭様なのだろうか。数々の絵が並びます。
どれも黄金のフレームに彩られています。
ロシア語の説明等はわからないのですが、こちらは何かの祭壇のようです。
花がしっかり手向けられてたのを見ると棺かもしれません。
(ロシア正教会では教会にえらい方の棺を安置することも多いようです。)
天井を見上げると主教様の絵が描かれている上に「ロシア正教会」の十字架が描かれています。
ロシア正教会の十字架は、私たちが知る十字とは異なっており、十字に上に一本、下に斜めに一本線が入るものです。
こちらは装飾品など。写真上の方に飾られているのは帽子でしょうか?
ロシア正教会はバチカンからのカトリックとは別で、ロシア独自の宗教となっています。
今ではこのように観光客が聖堂にいき、このような宗教画を見て楽しむことができるが、ソ連時代は宗教弾圧があり有名な聖堂が壊された歴史があるので、これだけ古く価値のあるものは、後世にも是非残していって欲しいと思います。
(私は特にロシア正教徒ではないのですが、歴史的美術品としても立派に価値があると思います。)
羽根があり、頭部に金の輪がありますので、これは天使でしょうか!?
2階のイコノシスタ
まずはイコノシスタとは・・・
簡単にいうと「壁」なんです。
すごいですよね!?
美しすぎるんです。実物を前にすると、本当にため息しか出ないんですよ。
なかなか写真じゃ伝わらないんですよね〜
こちらはまた別の壁です。
こちらは全体的に黄金色でできています。
こちらは少し明るいお部屋になっています。
どこのイコノシスタも、とても高い天井なのに、とても狭い部屋となっています。
天井を見上げると、天井までびっしり絵が描かれています。
天井に描かれているのは、マリア様とイエス・キリストでしょうか??
なんだか全てが神々しくて、信者でなくても何かご利益がありそうな気分になるから不思議なものです。笑
木製の板に描かれたものです。
ここまで来ると、教会というより美術館ですね。
2階のフロアから外に出られて、ここのすぐ右側にお土産を売っている小さな売店があります。
ワシリー寺院の前にはこんな立派な銅像が立っています。
ミーニンとポジャルスキーという人たちの銅像だそうです。200年以上前に建てられたそうですが、ポーランドとの戦いの歴史と関係があるようです。
1601年から1603年にかけて、ロシアは、当時の人口の3分の1に相当する200万人が死ぬというロシア大飢饉に見舞われた。また、1610年から1613年にかけてはツァーリ不在の空位時期に陥った。さらに1605年から1618年にかけてのロシア・ポーランド戦争で、ロシアはポーランド・リトアニア共和国に占領され、民衆の蜂起が起こり、皇位簒奪者、皇位僭称者が次々現れた。
海外で感じるのは「戦いに勝った『勝利記念』」の建物や銅像が多いなという印象があります。
日本ではあまりそのようなものはありませんよね。
むしろ日本が変わっているのかな??
聖歌に出会う
こちらは偶然だったのですが、2階へ上がって来ると人が並んでいたので何かをするんだなと思って見ていると聖歌を歌う方達が!
多分プロの方々なんだと思います。動画の画面の右側の方でCDを売っていたので、たまたまプロモーションか何かだったのかもしれません。
ですが、心洗われるような歌でした!