いままで、日本人がイメージする「ロシア」のイメージにない「ウラジオストク」のお話をしてきましたが、お土産もそうですが、ところどころロシアらしい看板や銅像を見ることが出来ます。
こちらは軍関係の看板なのでしょうか。「鎌と槌」のマークが入っています。
ちなみに「鎌と槌」とは・・・
鎌と槌(かまとつち、鎌と鎚とも)または鎌とハンマーとは、鎌と槌を組み合わせた標章。農民と労働者の団結を表し、マルクス・レーニン主義の共産主義や共産党のシンボルとして使われている。
それも勲章のようになっていて、「9 МАЯ」と書いてあります。
これは「5月9日」。ロシアにとっては「戦勝記念日」なんです。
1945年に第二次世界大戦に勝利した日となっています。
そのシンボルとしてこの勲章のようなマークが使われているようです。
ネットでロシアの戦勝記念日を調べていたらこの勲章のような画像がたくさん出て来ました。
戦勝記念日の看板
モスクワではかなり盛大にお祝いの行事が行われるようですが、ウラジオストクとはかなり距離があるので、戦勝記念日近くに訪問していましたが、お祭りの準備をしている雰囲気は全くありませんでした。
「Евгний Никитович ДРУЖИНИН」
と書いてありますが、このお方、どなたか全くわかりませんが名前で検索したところ1923年生まれの偉い軍人さんだったようです。
この看板はウラジオストク駅前の公園の入り口にあったものです。
ということは、大事な方なんでしょう。
だけど日本ではロシアの人というと、大統領か芸術家かスポーツ選手ぐらいしか名前が知られないというのが現実・・・。
言わずと知れた「レーニン」像
ウラジオストク駅前の公園の高台の上に「レーニン」の像が立っています。
レーニンの名前はどんな方でも知っていると思いますが、ファーストネームがプーチン大統領と一緒なのに驚きました。
フルネームでは「ウラジーミル・イリイチ・レーニン」というそうです。
(だけど本名は「ウラジーミル・イリイチ・ウリヤノフ」だったそうです。芸名だったのか。。。)
史上初の社会主義国家であるソビエト連邦およびソ連共産党の初代指導者を務めた。マルクス主義(共産主義)理論の研究と普及にも尽力し、後日、マルクス・レーニン主義という体系にまとめられた。
今のロシアの基盤を作った方だから、一番中心街のウラジオストク駅前の公園に像がたっているのか・・・と思います。
レーニンはロシア(旧ソ連)の指導者というより、共産主義の象徴とされることが多いからか、実はベトナム等にもレーニン像があるんですね。
やっぱり共産主義国の一面も垣間みる部分ではありました。