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ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

クマリの館とは?

クマリの館(クマリのやかた)は、ネパール・カトマンズで女神クマリの化身として崇拝される少女が住む館。窓枠の木彫りが壮麗である3階建ての建物。1575年、ジャヤプラカーシャ・マッラ王による建造と伝えられる。ダルバール広場の一角にある。

wikipediaより

では、そもそも「クマリって何?」と思われますよね。

そもそも「クマリ」とは?

クマリ(Kumari、Kumari Devi)は、ネパールに住む生きた女神である。密教女神ヴァジラ・デーヴィー、ヒンドゥー教の女神ドゥルガーが宿り、ネパール王国の守護神である女神タレージュやアルナプルナの生まれ変わりとされており、国内から選ばれた満月生まれの仏教徒の少女が初潮を迎えるまでクマリとして役割を果たす。中には初潮が来ず、50歳を過ぎてもクマリを務めているケースもある。

カトマンドゥのクマリの館に住む国王もひれ伏すロイヤル・クマリが最も有名であり、国の運命を占う予言者でもある。クマリという場合、概ねロイヤル・クマリを表す(ネパール国内の村や町にも多数存在するクマリはローカル・クマリと呼ばれている)。

wikipediaより

要は神様とされる少女が住む場所のことなのだが、ここも女神なので、ただの「家」というより聖なる場所なのです。

クマリはお祭りなど特定の時以外は館から出られないどころか、外部とほとんど接触もしないというのが決まりなので、当然学校へも行かないため家庭教師のような人が館に行って勉強を教えるのだそうです。

 

近年これが「児童虐待」にあたるのではないかと言われていて、問題になり始めているらしいですが、私はこれが「児童虐待」になるか判断がつきません。

ネパールの宗教と文化の中で、クマリになることが本人や家族にとってどんなことか、私たちにはわからないからです。

安易にその土地の宗教や文化を否定してはいけないと思うのが、私があちこちに旅に出て思っていること。

ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

これが「クマリの館」の正面。

クマリの館も多くのつっぱり棒で支えられていました。

というのもこの正面にあったパゴタ(三重塔のような仏塔)は台座のみで上の部分は全て崩れてしまっていました。

 

ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

これが正面にあったパゴタの台座。

 

表札??

ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

「KUMARI GHAR(クマリの館)」と書いてあります。

つっぱり棒などがあって、見えにくい場所になっていますが、確かに書いてあります。

 

中庭の小さなパゴタ

ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

クマリの館の敷地内に入るとすぐ中庭になりますが、ここは単なる少女のお家ではないので、最初に目に入るのはこの小さなパゴタ(仏塔)。ちゃんと皆さんお祈りに来ているのがわかります。

クマリも信仰の対象なんです。

 

ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

この中庭から見上げると館の中が少し見えますが、電気がついていて誰かがいるんだろうなということがわかります。

また、稀にひょっこりクマリが顔を出すことがあるんだとか。笑

 

ダルバール広場の「クマリの館」 @ カトマンズ

英語で「Taking photographs of KUMARI is strictry prohibited.」と書いてあります。

クマリの写真を撮る事は厳しく禁止されています」とあります。

クマリは先にも書きましたが、女神としてこのクマリの館にいますので、むやみやたらとクマリの写真を撮ろうとしてはいけないというのも頷けます。

そして「外国人 禁止進入」と書いてありますが、これは中国用のメッセージでしょうか?

クマリを見てみたいから勝手に入って行ってしまう人がいるから、こんな看板があるんだろうなと思います。

 

やはり訪れた国をリスペクトして、お邪魔させてもらっていると思えば、その辺は当然の事ですよね!!

KUMARI GHAR(クマリの館)